アルミ合金の強度について
スポーツ自転車を愛用している方の中には、強度について不安や疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
スポーツ自転車には、一般的に強度の強い材質として知られているアルミ合金が使用されています。
アルミ合金とは
アルミは金属の中でも軽量で柔らかく、展性も高いということから加工しやすい金属として知られています。
そんなアルミのうち、純度99.00%以上のものを純アルミと呼び、種々の元素を添加して強度を高めるなどの性質を改善したものをアルミ合金と呼んでいます。自動車のボディやエンジン部、カメラなどの光学機器、家電製品など暮らしのあらゆる場面で使用されており、使用される製品によって化学成分が微妙に異なります。
そんなアルミ合金は「熱処理合金」と「非熱処理合金」に分類することができ、SLiCでは焼き入れ、巻き戻しなどの熱処理によって高い強度が得られる「熱処理合金」を主に扱っています。
2000系合金
2000系合金は、「ジュラルミン」「超ジュラルミン」などと呼ばれるアルミ合金の代表格のシリーズです。
強度は鋼材に匹敵し、切削性も他の合金に比べて優れています。そんな2000系の中でも代表的なA2017は、505℃の液体化温度から水冷する液体化処理後に自然時効や人工時効すると強度が数倍上昇するという性質を持っています。
そのため、昔から航空機の合わせ板として使用されています。他にも、ネジ類や油圧部品、船舶用材などにも2000系合金は使用されています。
7000系合金
7000系は、亜鉛とマグネシウムを添加して熱処理を行うことで、強度が高い合金になるという特徴を持っています。
そんな7000系の中でもA7075は「超超ジュラルミン」と呼ばれており、とても強力な材料です。
120℃で24時間の人工時効を行った状態ではアルミ合金の中でも最も高い強度を持ち、航空機材やスポーツ用具などに利用されています。
アルミ合金の特性
アルミ合金は添加元素の系統により6000系、7000系と大きく分類されていますが、必ずしも7000系全ての強度が強いというわけではなく7000系の中でも2000系の合金の方が強度があるものも多くあります。
また自転車のフレームにジュラルミン系の2017や7075が使用されていないのは溶接性が非常に悪いという特性があるからです。フレームに多く使われている6000系の合金は溶接性が非常に良いという特性があります。
そのため溶接の必要のないチェーンリング等の強度が必要な切削パーツは7075等の高強度合金が使用されています。
自転車パーツの専門店であるSliCでは、バイクトライアル用をはじめ、ストライダータイプの自転車パーツもお取扱いしております。今までストライダーのカスタムパーツであるフォークオフセッターやEPアダプター、コラムアダプター、ステムなど、様々な製作実績があります。高性能CNC機械を使い、アルミ合金を削り出して一つ一つ丁寧に加工していますので、通販でバイクトライアル用自転車やストライダーのカスタムパーツをお探しの方はお気軽にお問い合わせください。
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